【激レア案件】AE91デスビオーバーホール!旧車の点火系を蘇らせる完全リフレッシュ

最近、オーバーホール案件も増えてきました。
皆さん、FreedomLABO(フリーダムラボ)のイメージは、どんな感じですか?
おそらく、LINKECU(リンクコンピュータ)や電動エアコン、廃盤復刻センサー(スロポジセンサーやバキュームセンサー)製作等、電気やソフトのイメージが強いのかな?
実は走りがけは、機械部品のオーバーホール屋さんでした!
というか、今もです!!(笑)
前職も大手メーカーで機械設計の研究開発職だったので、機械にはめっぽう強いんです。
オーバーホールできない部品ができたり、無い部品は創ったり・・・なんでもできちゃいます。
特殊な部署だったので電気やソフトもかなり詳しくなり、今ではそちらの方が需要が高いのでイメージがいつの間にか変わったのかな?
なので、皆さんも安心して、メカ系のオーバーホールをご依頼ください!
かなり話が逸れましたが、
今回は、AE91のデスビ(ディストリビューター)のオーバーホール案件です。
オイルシールが劣化して、デスビがオイル漏れをしているみたいです。
AE91はかなりマニアックな車両になるのかな?
とても珍しい案件なので、皆さんにご紹介していきます。
オーバーホールのご依頼はこちらから↑


まずは郵送してもらったデスビ本体を確認。
って、どういうこと???
軸を抜く手前まで分解されている。
「DIYでオーバーホールに挑戦したところ断念したので依頼したい」とは聞いてはいたけど、まさか分解された状態で届くとは思いもしなかった。
これはまずい。
AE91は情報がほぼ皆無なので、せめて計測や確認しながら分解したいところであった。
というか、確認しながらでないと組み上げがかなり厳しい・・・
ということで、ご相談させていただいた結果、
今回は軸を抜いて、オイルシールを新品交換して、現状復帰することになった。
基本的に弊社は、DIYで作業されたものは受注できませんのでご理解ください。
今回は特殊な条件のもと、例外です。


まさか・・・
この部分も作業途中でした。
切り子が広がって詰まって穴径も拡大しているような気がする。
ピンには、圧入だけするタイプとカシメるタイプの2種類存在します。
この場合は圧入するタイプなので、電動ドリルで穴を空けなくても、押し出せば綺麗に抜けます。
因みに圧入するタイプのピンはかなり硬度が高いので、ドリルで穴を空けるのはかなり厳しいですね。
分解前にデスビギアの件でオーナーさんに相談。
AE91はオークションでも皆無なのでどうなるかと思いましたが、予備をいくつも持っているらしく、快く即郵送していただけました。
流石です。。。

モノが揃いましたので作業を進めます。



まずは詰まった切り子を除去するために、あの手この手で数日間・・・
もうね、デットストック品を力技するのは寿命が縮みますよ。


少しずつ、少しずつ・・・



やっと、やっと摘出完了!!



お客さんの大切な部品ですから、なんぼ時間が掛かっても丁寧に作業させてもらいますよ。
オイル漏れちゃんとしてますな。
オイルシールが原因とみて間違いないでしょう。


構造と部品確認。
ベアリングは現在も同型番を入手可能ですが、どうも特注加工している模様。
加工屋さんに頼めば同じもの製作できそうですが、今回はすぐに製作が難しいのと、ベアリングの状態も良いので再使用します。
洗浄とグリスアップで対応します。
オイルシールは廃盤で入手不可。
ケーシングの寸法を測定し、使用可能なものを選定しました。



あとで郵送してもらった、新品デッドストック品を分解します。
こちらは10秒で分解完了!
ギアだけすんなり新品に交換する予定でしたが、ここで気になることが発生。
なんかギアが軽いんですよね。
見た目も色が若干違う。
オーナーさんに確認すると、他車のものらしい。
なんか嫌な感じがするな。
形状は一致。
幅は若干違うが、センサー側で隙間は調整できるので使えるレベルではある。
おそらく材質が違うんだろうな。
考えすぎかもしれないが、割と勘がいつも当たるので、ギアは再使用することにしました。
分解後確認しましたが、ギアの穴径は外側だけ広がり、組み付け時のガタは新品と変わらないので、再使用に問題ないと判断しました。
因みに、このギアの構造では、ギア部のガタは新品でもかなりあります。


オイルシールはカッチカチに硬化し、シール機能を果たしていませんでした。
これではオイルはダダ漏れになりますよね。
新品オイルシールとの比較は言うまでもありません。
柔軟性が違いますな。
これでもオイルが漏れるようなことがあれば、軸側の削れているのが原因だ。


今回準備した、新品部品がこちら!
(上画像)
AE91用のデスビオーバーホールキットも準備できますので、必要な方はお問い合わせください。



今回ウェットブラストはご希望ではなかったので、ケーシングは手磨きします。

全部品の洗浄と磨きを終え、準備完了!

SSTを用いて、新品オイルシールを組み込んでいく。
高級グリスも各所塗り込み、シール性能はもちろんのこと、耐久性・回転の低摩擦を両立させている。


デスビの主軸を挿入して・・・


ピンを圧入して・・・完成!!!

かなりの長旅でしたね。
長らくお待たせして恐縮です。
かなり状態の良いデスビに仕上がりました。
オーナーさんに喜んでいただけると嬉しいです。
新品Oリング小も取り付けていますので、デスビ外側からのオイル漏れも回避できます。
AE86やAE91だけでなく、他の車種のデスビも対応できることもあります。
ノウハウ満載でオーバーホールをご希望の方は、FreedomLABOまでお気軽にお問い合わせください。
